世界文化遺産 国宝 姫路城

世界文化遺産【姫路城】 白鷺城

現在では全国に十余しかない、江戸時代以前に建造された天守を有する城郭で、国宝四城の一つ。白壁の美しさから白鷺城(はくろじょう)の別名を持つ。建物の容積と配置のバランスが絶妙であること、漆喰の城壁を持つ優れた美をもっていること、明治以前の封建制度の象徴であることなどが特に優れているとして、1993年に世界文化遺産に登録されました。2009年から、2014年3月終了予定で姫路城大天守閣保存修理事業(平成の大修理)が行われております。日本一の名城の呼び声も高い姫路城は、松本城(長野)、犬山城(愛知)、彦根城(滋賀)とともに、わずか4つしかない国宝城の一つ。白鷺城の別名の通り、鳥が羽を広げたような優美な姿をしているとともに、戦国時代の要害として無駄のない実用的な構造を併せ持っている点が、大きな見どころであります。山土に豆砂利を加え、米のとぎ汁などで練り固めた油壁は、鉄砲の弾をもはじき返すとされる。この油壁より低い位置にある狭い門が「ほの門」で、頭をかがめてくぐると油壁に隠された水の門に気付かず、直進してしまうように作られている。天守閣の目の前にある5つの水の門は、小さく狭く、さらに螺旋状に下っていて、ここが天守へと続く入り口なのかと思わせる巧妙な仕掛けです。また、キリシタンだった城主・黒田孝高の名残ともいわれる十字架の付いた鬼瓦「クロス瓦」、皿を1枚なくした罪を着せられたお菊が投げ込まれたとされる「お菊の井戸」など、細部にも見どころが多数あります。実はこの姫路城、明治維新後の新政府が出した「廃城令」によって、競売にかけられたという歴史を持つ。競り落としたのは城下の個人で、価格は23円50銭。現在の価格にしてわずか20万円足らずであった。落札の理由が「城の瓦を売るため」と伝わっているのも驚きだが、結局、解体費用がかかりすぎることから買い取りを断念したとされる。さまざまな歴史的危機を乗り越えて、今、美しい姿を見せるお城に、格別の思いがします。